全身脱毛中は寒い?すぐにできる寒さ対策
全身脱毛の口コミや体験談を読むと「施術中、寒かった」という意見が目につきます。体が冷えやすい体質の人が多い女性にすれば、これは大問題です。全身脱毛の施術を受けると寒さを感じやすい理由、その寒さを緩和するにはどうすればいいかを説明します。
全身脱毛中の寒さについて
寒さの感じ方には個人差がありますが、冷え性でない人でも「寒い」と感じる人が少なくありません。全身脱毛の施術を受けている時に寒いと感じるのには、いくつかの理由があります。なぜ寒さを感じてしまうのか、その原因を見ていきましょう。
寒さを感じる理由
・冷却ジェルを使用する
光脱毛の施術はムダ毛のメラニン色素(黒い色素)のみに反応をする、高温の光エネルギーを使用します。光エネルギーの熱が直接肌に当たって炎症や火傷を起こさないように、施術直前まで冷蔵庫で冷やしたジェルを肌に添付して、肌トラブルから肌を守ります。数箇所を施術するだけなら冷え性の女性でも気にならないかもしれませんが、全裸に近い状態で全身に順番に冷却ジェルを使うのですから、寒いと感じるのも当たり前のことです。
・施術後のクールダウン
光脱毛の光エネルギーを照射する際には一瞬高熱が肌に当たりますが、施術後には肌の火照りを鎮めるためにクールダウンを行います。施術前に冷却ジェルで肌を冷やした上でもう1度保冷剤や冷やしたタオルを肌に当てるわけですから、体が芯から冷えてもおかしくありません。
・薄着やほぼ全裸に近い状態で長時間施術を受ける
施術を受ける際にはサロンが用意しているガウンやラップタオルを着用してベッドの上に横たわり、その上からバスタオルや毛布をかけてもらえます。サロン側も空調の温度管理など寒さ対策をしてくれますが、冬場になるといくら暖房が入っていても薄着や全裸に近い状態で長時間施術を受けると、どうしても寒いと感じます。
・冬場は気温の低下、夏場は冷房による寒さがある
冬場は気温が低下するので、入店する前に体が冷えてしまいます。夏場なら気温が上昇するので寒さを感じないと考えてしまいそうですが、冷房が効きすぎていて冬場と同じく寒いと感じやすいです。
寒さに関する口コミ|どれくらい寒いの?
全身脱毛施術中の寒さに関する口コミや体験談を集めました。どれくらい寒く感じるのか、ぜひ参考にしてください。
とっても寒い!
真夏は処理後、外に出ると丁度良いのですが、真冬の場合はビルの中でも外でも寒くて、凍えます。とにかく寒い!3カ所くらいまでなら耐えられますが、冬に全身はキツイです!(30歳・女性)
冬はジェルや冷やすのが異常に寒いのですが、仕方がないのでがまんしました。(38歳・女性)
店内がすごく寒い。スタッフが「寒いですよね」と言っていましたが、空調を調節してくれなかったので、ずっと寒いままでした。(25歳・女性)
アドバイス
夏場はサロンの外へ出れば外気温が高いため、どんなに体が冷えてもなんとかなります。本当に寒さが大変なのは冬場の方で、施術中に体が冷えた上に帰宅する時に冷たい外気で更に寒さが増大するため、できる寒さ対策でしっかり体を寒さから守りましょう。
施術中に寒さをひどく感じる時には、「これなら平気」と思えるまで何度でもスタッフに伝えてください。空調の温度を上げてもらった上に体にかけるタオルを増やして体温管理をしないと、施術後に体調を崩して風邪をひくことにもなりかねません。
こんな対策をしてもらいました!
スタッフさんが「寒くないですか?暖房の温度あげましょうか?」などと声を掛けてくれます。「寒い」と伝えるとすぐに空調の調節をしてくれ、とてもありがたかったです。(36歳・女性)
スタッフさんが「冷えてないですか?」など聞いてくれました。「寒いです」と言ったらタオルを体にたくさん掛けてくれたので、助かりました。(24歳・女性)
すぐにできる寒さ対策
全身脱毛の施術を受けるなら、冬場だけではなく1年中寒さ対策をする必要があります。行く度に寒いのを我慢していたら、全身脱毛の施術に行くこと自体が嫌になってしまいます。どれも直ぐにできる対策なので、ぜひ実践してみてください。
処理中の寒さ対策
・温度管理のしっかりしたサロンを選ぶ
冬場はしっかり暖房をしていて、夏場はクーラーの効きすぎていないサロンを選びましょう。全身脱毛の施術は薄着や全裸に近い状態で行うため、服を着た状態で快適な温度と感じても、施術中には寒く感じてしまいます。施術中に顧客が快適に過ごせる温度設定にしてくれる配慮のあるサロンを選ぶことが大切です。
無料カウンセリングを受ける時点で、サロン内の温度管理が自分に合っているかをチェックしておきましょう。この時に「少し暑い」と感じるくらいが適切です。
またスタッフによって対応は若干異なるとは思いますが、サロン全体の雰囲気や姿勢は、顧客に応じて思いやりのある対応をしてくれそうか、しっかり観察しておくのがおすすめです。
・遠慮せずに寒いとスタッフに伝える
寒いと感じる時には、遠慮をせずにスタッフに伝えましょう。施術室の室温を高めに調整してくれたり、タオルや毛布を余分にかけてくれて寒さ対策をしてもらえます。
・ジェル未使用のサロンを選ぶ
光脱毛の脱毛方法には種類があり、各サロンで取り扱う脱毛マシンが異なります。同じ脱毛方法でもジェルを使わずに施術を行える脱毛サロンもあります。寒がりの人はジェルなしで全身脱毛の施術ができる、脱毛マシンを採用しているサロンを選びましょう。また、ジェルを使用するサロンの中でも、ジェルを改良し、冷たさを感じにくいものを使用している場合もあります。
脱毛方式とジェル使用について
現在は、圧倒的にIPL方式の脱毛マシンを取り扱うサロンが多いのですが、IPL方式にはジェル使用のサロンと未使用のタイプに分かれています。この違いは照射ヘッドに冷却機能が付いているかいないかの違いです。冷却ジェルを使うサロンなら施術前後に寒い思いをしないといけませんが、照射ヘッドに冷却機能がついていれば、基本は施術後のクールダウンの処置だけですみます。
ジェル未使用の脱毛サロンでも、施術前に保冷剤を使用するサロンがあるので、カウンセリング時に確認してください。
処理後の寒さ対策
・温かい飲み物で体を温める
全身脱毛の施術後に温かい飲み物を飲むと、体内から温められます。施術を受けるサロンの周辺にある喫茶店を、事前にチェックしておくと便利です。また保温効果のある水筒に温かい飲み物を入れて、持参するのもおすすめです。施術後に一息つけるように、温かい飲み物を用意してくれるサロンもあります。
・カイロを貼る
使い捨てのカイロをお腹や背中に貼ると、冷えた体を素早く温められます。注意点ですが、カイロを使用する時は貼り付けるタイプでないものを選びましょう。全身脱毛の施術の後は、全身がデリケートな肌状態になっています。同じ部分ばかりをカイロで温めると、その部分だけ赤味が出安くなり肌トラブルの原因になりかねません。
まとめ
全身脱毛を始める前は痛みを1番に心配する人が多いのですが、実際に施術を受け始めると寒さに対する問題の方が大きいかもしれません。
寒さに敏感で冷え性の人は、施術中に寒さを感じにくくなるような配慮のある脱毛サロンを選び、施術に通うのが嫌にならないように自分でも施術後に対策を行いましょう。